念願のマイホームを購入しても、そこでの平穏な生活をおびやかす存在はいろいろとあるものです。そのひとつに家屋に住み着く野生動物が挙げられます。
我が家にもあるときからネズミが住み着き、日々の悩みのタネとなりました。このページではわたしが天井裏のネズミを捕まえるまでをご紹介しています。何かのお役に立てば幸いです。
ネズミの気配を察知する
年末を迎え、御用納めも済んでしばらくは自宅を空けていましたが、12月31日の大晦日は再び自宅に戻って年越しの準備をしていました。
大晦日の夕方19時30分ごろ、自宅にいたわたしは、外壁の隙間から屋内に侵入するような「ミシミシ」という音を聞きました。しかし、その日は音を聞いただけで、ほかには特に異常もなかったため、そのまま就寝してしまいました。
年が明けて1月2日、再び19時30分ごろに天井裏からかすかな砂が落ちる音や木がきしむ音が聞こえるようになりました。3日の深夜3時30分には、天井裏で何匹かの小動物が走り回るような大きな音がしました。これでネズミの侵入を許してしまったと確信しました。
大きな音はおそらくネズミのなわばり争いだったのでしょうが、その後も1月8日、11日、21日、25日、2月5日と深夜に小さな足音が聞こえるようになり、不安で眠れない日が続きました。
ネズミ捕獲までの時系列表
ネズミの捕獲を決意する
2月14日深夜1時30分、ねずみの出没音がいつもの寝室からではなく、洗面所の天井裏からも聞こえるようになりました。
ネズミの行動範囲がいつの間にか広がってしまったことに危機感をもったわたしは、近所のホームセンターで鉄製のかご型のわなを購入し、2月17日20時ごろ、天井裏にこのわなを設置しました。このときに使用したえさはチーズでした。
ネズミのわなへの反応と対策
わなを設置してから2日後の2月19日に確認すると、わなの中にネズミはおらず、えさだけが取り去られていました。その代わりに、天井裏に落ちていたであろう木くずや葉っぱがわなの中に多数落ちており、ネズミが巣作りやマーキングをしていた可能性が浮上しました。
そこで、ネズミが喜びそうなえさの種類を増やし、内部に留まるように期待して再度わなを設置した上で、1月21日に確認すると、ネズミは生米とチーズを完食、大豆肉は半分ほど食べ、高野豆腐は少しかじった程度、大根は手つかずでした。えさの好き嫌いはわかったものの、わなの中にネズミの姿はなく、またしてもネズミの捕獲は失敗に終わりました。
わなの改良と捕獲成功
ネズミ捕獲用のわなは、ネズミがえさに触れたとき、その衝撃でバネが作動し、入口の扉が閉まってネズミが閉じ込められるようにつくられています。しかし、これまでネズミがえさに触れたにもかかわらず扉が閉まらない不具合があったため、思い切ってメインの入口は封鎖することにしました。
いっぽう、わなの上部にも漏斗状に開いた入口がもうひとつあったため、こちらの入口にネズミを誘導し、最終的にわなの中に閉じ込められるように設置方法を工夫しました。えさも食いつきの良かった米とチーズに絞って、ふたたびネズミがわなにかかるのを待つことにしました。
2月23日21時ごろ、天井裏で鉄製のかごが激しく揺れる音が10分間ほど続いたため、確認してみると、茶色い小さなねずみ2匹がわなの中に閉じ込められおり、わたしの作戦はようやく成功したのです。種類はクマネズミと判明したのもこのときのことです。
実際に捕獲されたクマネズミ
はじめてのネズミを捕獲した後
はじめて捕まえたネズミのうち、1匹はかごを天井裏から取り出そうとしたときに脱走してしまったほか、もう一方のねずみの毛やしっぽを素手で触って観察していたところ、翌日から悪寒が続くなど謎の体調不良が続きました。やはり野生動物は安易に触ってはいけないこと、取扱いには注意しなければならないことを実感しました。
実は2月23日の初捕獲後、しばらくは安泰と思われていたものが、2月26日にふたたびネズミが自宅に潜んでいる兆候を発見しています。これ以降もネズミとの我慢比べは長く続くことになります。
まとめ:ネズミ捕獲のポイント
わたしはこれまでの体験から、ネズミの捕獲には次のような点が重要であると考えています。
効果的なえさを選ぶ:好まれるえさで誘引してわなに留まってもらう
わなの設置方法を工夫する:入口の選択や誘導策を検討する
捕獲後の管理を徹底:ネズミは素手で触らないなど衛生管理と脱走防止を図る
このウェブサイトでは、今後もネズミの被害を防ぐためのさまざまな情報をお伝えしていきます。