時短料理の定番といえばカレーやシチューのルーが挙げられますが、たまには1から料理を楽しむのもぜいたくな時間の使い方といえるでしょう。
今回は市販のルウを使わずに、小麦粉とバターから作るホワイトソースでシチューを作ってみました。
とろりとやさしい味わいで、誰にとっても人気の一品です。
意外とシンプルなホワイトソース
ホワイトソースと聞くと「難しそう」「失敗しそう」と思いがちですが、実は作り方はとてもシンプルです。
基本は「バター」「小麦粉」「牛乳」の3つだけですので、食材の調達も容易です。
しっかり混ぜながら火にかければ、ダマにならずにきれいにとろみがつきます。
いったん覚えてしまえば、グラタンやドリアにも応用できて、料理の幅が広がります。
料理に使う材料は
料理に使う材料は、身近なスーパーマーケットやコンビニエンスストアで手軽に揃えることができます。
ホワイトソースとシチューそのものに分けて材料を列記すると、次のようになります。
ホワイトソースの材料
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バター 必要な量は30gくらいです。市販のバターの1包が8から10g程度となっています。 |
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薄力粉 こちらも大さじ3杯、30gくらいです。ちなみに、市販されている標準サイズの小麦粉は1kg、最近では400g程度の小型のパッケージもあります。 |
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牛乳 約400~500mlほど必要です。市販の大きい牛乳パックは1000ml、小さい牛乳パックが450~500mlです。 |
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塩・こしょう 味を整えるのが目的ですので、適量を少々使います。最近は塩とこしょうをひとつのビンにまとめた製品もあります。 |
シチューの材料(2~3人分)
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鶏もも肉 約200gの鶏もも肉を食べやすくカットします。 |
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にんじん 1/2本を輪切りか半月切りにしておきます。野菜のゴロゴロ感がし欲しい場合は乱切りにします。 |
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玉ねぎ 根と頭の部分を落として皮をむき、1個分をくし切りにします。 |
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じゃがいも 芽の部分を取り、皮をむいて1個分を乱切りにします。 |
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ブロッコリー 彩りを添える目的ですので、適量を投入します。冷凍ブロッコリーでもOKです。 |
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サラダ油 食材を炒めるのに少々使います。 |
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水 200mlほどを使います。 |
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コンソメ 固形のキューブ1個、または顆粒の小さじ2杯ほどを投入します。 |
ホワイトソースからのシチューの作り方
1️⃣ 具材を炒めて煮る
鍋にサラダ油を熱し、鶏肉から炒めます。色が変わったら、玉ねぎ・にんじん・じゃがいも・ブロッコリーを加えてさらに炒めます。
その上で水とコンソメを加えて、中火で15分ほど煮込みます。
2️⃣ ホワイトソースを作る
別の鍋にバターを溶かし、小麦粉(薄力粉)を入れて、弱火でよくかき混ぜながら炒めます。
粉っぽさがなくなったら、牛乳を少しずつ加えて混ぜます。
とろみが出てきたら、塩こしょうで味を調整します。
3️⃣ 仕上げ
煮込んでおいた具材にホワイトソースを加えて、全体を軽く混ぜながら5分ほど煮込めばできあがりです。
料理をしてみた感想
私が今回つくってみたシチューは、市販のルウにはない優しい味わいやなめらかな口当たりが魅力かと思います。
少し手間はかかりますが、それ以上に手作りの満足感も味わえます。
ただし、ホワイトソースそのものは塩コショウ以外にはほとんど味がないので、コンソメを投入してよく煮込む過程が重要とも感じました。チーズなどを加えてコクを足してもよかったかもしれません。
また、小麦粉はすぐダマになったり焦げ付いたりしやすいため、鍋の状態をよく見ながら調理することもコツのひとつです。