自宅でできるシンプル&無添加なドレッシング:基本のフレンチ・和風玉ねぎ・マヨネーズ

サラダ 簡単料理

夏を控えて野菜のおいしい季節となってきましたが、そのおいしさを引き立てるのがドレッシングです。
スーパーマーケットの棚には多種多様なドレッシングが並びますが、昨今の物価高の影響もあって、最近は「ちょっと高いな」と感じることも少なくありません。

そこで今回は、自宅でも簡単にできて経済的な、無添加の手作りドレッシングレシピをご紹介したいと思います。
材料はどの家庭にもある基本の調味料だけです。健康志向の方や節約を意識する方にとってもぴったりなレシピのはずです。

酸味すっきり、基本のフレンチドレッシングのつくり方

サラダの定番といえばフレンチドレッシングですが、調合の分量さえ間違わなければ、自宅でもあんがいかんたんに作れるものです。

材料(約2人分)

酢:大さじ1(米酢・穀物酢・ワインビネガーなど)
サラダ油(またはオリーブオイル):大さじ2
塩:ひとつまみ
こしょう:少々

酢
サラダ油
塩
胡椒

作り方

ボウルに上記の分量の酢、塩、こしょうを入れます。分量の微妙な違いで味も変化してしまいますので、計量スプーンで慎重に量ります。
サラダ油を少しずつ加えながら、これらを泡立て器やフォークで混ぜていきます。
たったこれだけドラッシングは完成です。ちなみに、オイルを少しずつ加えながら混ぜると、成分が分離しにくくなります。

変わり種、和風玉ねぎドレッシング

ごはんにもよく合う和風スタイルのドレッシングをつくることもできます。

材料

玉ねぎ(すりおろし):大さじ2
しょうゆ:大さじ1
酢:大さじ1
ごま油:大さじ1
オリーブオイル:大さじ1
すりおろしにんじん:小さじ1
こしょう:少々

玉ねぎ
醤油
酢
ごま油
オリーブオイル
にんじん
胡椒

作り方

玉ねぎ、にんじんは皮を向いて切り、おろしがねですりおろしておきます。
あとは玉ねぎ、しょうゆ、酢などの具材をすべてボウルで混ぜるだけです。
冷蔵庫で10分ほど寝かせると、味がなじんでよりおいしくなります。

清潔な保存容器で冷蔵保存すれば、2〜3日程度は美味しく食べられますが、玉ねぎ入りのため長期間置いておくと傷みますので、早めに使い切ったほうがよいでしょう。

番外編、マヨネーズのつくり方

ドレッシングだけではなく、実はマヨネーズも自宅で簡単に手作りすることができます。基本の材料は卵・油・酢・塩だけですので、合成保存料フリーの新鮮な味わいが楽しめます。

材料(できあがり200mlとして)

卵黄:1個分(Lサイズ)
酢:大さじ1
サラダ油:150ml
塩:小さじ1/3

たまご
酢
サラダ油
塩

作り方

ボウルに卵黄・塩・酢を入れてよく混ぜる。
油を少しずつ(数滴ずつ)加えながら、よく混ぜ続ける。
粘り気がでてきたら、少しずつ加える量を増やす。

なお、油は必ず少しずつ入れるのがポイントで、一気に加えると分離してしまいます。

自宅でドレッシングをつくるる際の注意

自宅でドレッシングをつくる際に、ぜひとも注意しておきたい事項がいくつかあります。

衛生管理は徹底する

飲食店などとは違って、自宅の場合は衛生管理もおろそかになりがちです。
手洗いの励行に加え、まな板や調理台も熱湯消毒やアルコール拭きをするなどして、清潔な器具と容器を使いましょう。
特に、玉ねぎなどの生野菜などと一緒に作業する場合は、汚染されたものからまだ汚染されていないものへと汚染が広がる現象、いわゆる交差汚染に注意が必要です。

保存期間は短めに設定

ここでご紹介したドレッシングは、いずれも保存料を使っていませんいので、冷蔵で1〜3日以内をめやすに早めに使い切ることがたいせつです。
玉ねぎ入りのような調味料以外に野菜がまじったドレッシングは傷みやすく、臭いや濁りがでたら、残念ですが廃棄するほかはありません。

特に、手作りマヨネーズは生卵を使いますので、冷蔵保存は厳守ですぐに使い切るようにします。
小さなこどもや高齢者が食べる場合は、加熱済みの食材を使うか、いっそ手づくりにこだわらずに市販の衛生的な製品を使うことを考えたほうがよいでしょう。

分離や味の濃さに注意する

油と酢は乳化といって、ドレッシングのなかで一時的に混ざり合っている状態ですが、時間が経過すると分離してしまいます。
したがって、使用前にはよく振って混ぜ直すことが重要です。

また、手づくりドレッシングは市販の製品よりも調整が利く反面、酢や塩をつい入れすぎてしまうこともあります。ちょっとした分量の違いで味わいがかなり変わってしまいますので、調整も慎重に行うとよいでしょう。