住まいのなかでも使用頻度の高い家電のひとつに換気扇が挙げられます。朝・昼・晩の食事に先立って使うことになりますので、トータルの回数で考えれば莫大なものです。
料理の際には油を使用しますが、水蒸気とともに換気扇に吸い込まれた油のつぶが付着し、汚れが蓄積しやすいことも問題です。
そこで換気扇をいったん分解して、徹底的に洗浄することにします。
換気扇の取り外し方
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1️⃣ コンセントを抜く 感電防止のため、必ず換気扇に接続しているプラグを抜いておきます。また、汚れ防止のカバーがあれば取り外しておきます。 |
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2️⃣ 油受けを外す 表面についている油受けを外します。下部にあるツメを押しながら引っ張ると容易に外れるようになっています。 |
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3️⃣ 油受けに溜まっている油を捨てる 掃除の頻度によりけりですが、油受けには相当量の油が溜まっていますので、周囲を汚さないように注意して処理しましょう。 |
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4️⃣ 前面カバーを取り外す 換気扇上側の2か所のツメで引っかかっている状態の前面カバーを、上に押し上げて外します。 |
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5️⃣ ファンを外す ファンの軸の一部にボタンがついていますので、ボタンを押しながら軸を引っ張ると羽根を含むファン全体が取れるようになっています。 |
ファンその他の部品を洗浄する
ここまで換気扇を解体したら、ファンなどの部品を洗剤液に浸し、汚れを浮かせてブラシで丁寧に洗浄します。
換気扇の内部も雑巾やスポンジで拭き掃除をするとよいでしょう。
油汚れはさっとひと拭き程度では取れないしつこい汚れです。十分に洗剤に浸してつけ置き洗いをするのが基本です。
かんたんな方法としては、お湯に重曹を溶かし、その中に取り外したパーツを30分から1時間ほど漬け込んでおく方法があります。つけ置き洗いするのにたらいなどの大きな容器がない場合は、ゴミ袋に溶液とパーツをいっしょに入れておくことで代用が可能です。
油汚れがひどい場合には、油汚れ用のキッチンマジックリンやオキシクリーンのような市販の専用の洗剤を使うのもひとつの方法です。
しっかり洗った部品は、よく乾燥させて、外した順番と逆に組み立て直して完成となります。
換気扇のヒモだけを交換したい場合
換気扇のスイッチとなっている引っ張りヒモが油が付着するなどして汚れてしまった場合には、交換用のヒモを購入しておけば、割とかんたんに交換することができます。
写真のように、ヒモは先端で玉結びになって留めてあるだけですので、交換用のヒモに付け替えて同様に先端を結んで留めるだけです。