カンタン!自動車のテールランプを取り替える

テールランプ交換 日曜大工

「自動車のテールランプが切れてしまった!」……そんな機会も少なくはないはずです。
テールランプが切れたまま公道を走行すると整備不良に当たりますので、すみやかに交換をすることが必要になります。

テールランプの球切れ程度であれば、いちいち自動車修理工場に出向かなくても、カー用品店やホームセンターでジャストサイズの電球を購入すれば、あとは自前で交換することも可能です。

まずはジャストサイズの電球を確保しよう

電球自動車のテールランプは、車種によって種類や構造が大きく異なっています。そのため、交換に使える電球も車種によって違ってきます。もしも間違った種類の部品を購入してしまった場合、返品が必要になることもありますので、慎重に見極めましょう。

交換に使用するための電球の違いとは

こうした交換に使うための電球(又はLED)の種類の違いをしっかり見分けるための目安としては、次のようなことがらが挙げられます。

テールランプユニットの形状や大きさ

軽自動車やセダンタイプ、SUV、ミニバンなどで形状が異なります。
また、車のデザインによっては、縦型、横型、L字型のような違いもあり得ます。

電球タイプかLEDタイプか

これまで多くの自動車では、ハロゲン(電球)式と呼ばれるものが主流で、カンタンなバルブ交換で済むものでした。
しかし、最近発売された自動車の中には、LEDタイプのものも多く、バルブだけでは交換できず、ユニットごとの交換になることもあります。

バルブの種類(型番)

従来の電球式のテールランプの中でも、車種や年式ごとに使われている電球の型番が違う場合があります。
たとえば、同じブレーキランプ対応の電球でも、T20、S25、P21/5Wなどの型番が知られています。スモールランプであればT10、T15など、ウインカーランプならばS25アンバー、T20アンバーなど多種多様です。

具体的に愛車に合う部品を確認するためには

どうやって自分の愛車に合うランプを調べるか、具体的には次のような方法があります。

  • 車の取扱説明書を見る(電球の型番が書かれているページを見る)。
  • カー用品店の検索端末で車種・年式から調べる。
  • 自動車メーカーの公式サイトで調べる。
  • ネット通販サイトで車種検索する。

確認時に留意しておきたい事項とは

以上が適合するランプを調べるための方法ですが、同じ車種でも、年式やグレード、型式によって微妙に部品が異なる場合があるため、まずは「車検証」に書かれている正確な「年式」「型式」「グレード」を把握することがたいせつです。

また、たとえ適合する種類であったとしても、安価な社外品や高輝度なLEDは品質に問題がある場合があり得ますので、こちらも注意が必要です。
特に、メーカー純正品以外のLEDは、価格的にも高価でけっして粗悪品というわけではないのですが、明るさや色が車検対応になる基準を逸脱しているケースがみられます。

テールランプの交換方法(図解)

以下は私がスズキワゴンRの場合のテールランプの交換をしたときの模様です。
車種や年式によって交換方法にも違いがありますが、基本は同様ですので参考にしてください。

まずはランプユニットにアクセスする

まずはトランクを開けてカバーを外します。六角形のボルトで留められているので、丁寧に取り外して、テールランプユニットの裏側が見えるようにします。

ただし、この作業ではボルトの取り外しにあたり、ソケットレンチと呼ばれる工具が必要となります。ホームセンターなどで安価に購入できますので、ボルトのサイズに合うソケットを使います。

ランプユニットにアクセスする

ソケットを取り外す

カバーが外れてユニットの裏側があらわれたら、そこに付いているソケットをゆっくりと引き抜きます
その際、配線がつながった状態ですので、配線を傷つけないように注意します。

なお、車種によってはワゴンRのようにソケットを裏から引き出すことができず、ユニットそのものを外さなければソケットまでたどりつけない場合があります。

ユニットを出す

電球を交換する

バルブソケットを反時計回り(右回り)に回して、古い電球を引き抜きます
さらに交換用の新しい電球をはめこみます。作業に当たっては手の脂分がつかないように軍手などを使用するとよいでしょう。

上記の手順を逆にしてソケットとカバーも取り付けてもとどおりに戻せれば作業終了です。

電球を交換する

まとめ

テールランプの球切れは、整備不良として罰金の対象となることがあるため、早めの対応が必要です。ですが多くの場合には、適合する電球を用意できれば、取り立てて知識がなくても自分で交換することが可能です。

そのためには、自分の車に合った電球(またはLED)を正しく見極めることがたいせつです。車種・年式・型式によって部品の種類は異なるため、車検証や取扱説明書をよく確認して慎重に選びましょう。

作業そのものは写真の手順通りに進めれば難しくありませんが、工具の準備や配線の取扱いには注意が必要です。交換作業が自分でできれば、時間と費用の大きな節約につながるはずです。

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