別荘滞在の期間は限られているのがふつうです。そのため料理をするに当たっても、できるだけ食材を余らせず、しかも手間をかけずにおいしく仕上げることができるかどうかがカギとなります。
そこで冷蔵庫の整理もかねて、ありあわせの材料でクッパを作った記録をご紹介します。
そもそもクッパとは
韓国語で「クック」はスープ、「パップ」はごはんのことを意味しています。
つまりクッパとは、スープにごはんを入れて食べる料理の総称です。
味付けや具材は自由度が高く、冷蔵庫の残り物であっても十分においしい一品になります。「ごはんに合うスープごはん」をイメージすれば、それも納得といえるでしょう。
今回も「特別な材料ゼロ」で、十分満足できるクッパができました。使った材料は冷蔵庫の半端野菜やちょっと残ったお肉、ありあわせの調味料です。
今回使った“ありあわせ”の材料
冷蔵庫と冷凍庫をチェックして、次のような食材を発掘しました。
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豚肉:冷蔵庫に少しだけ残っている半端なものでOK。予算が許せば牛肉のほうがより本場っぱくなりますが…。 |
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ニンジン:1/3本くらいあれば十分です。葉の部分も香草っぽい風味です。 |
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長ねぎ:しなしなになったもので十分。青い部分、白い部分のどちらでもおいしく食べられます。 |
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わかめ:乾燥わかめなら長期保存が可能で、水で戻していつでも取り出せます。 |
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キムチ:これがないとはじまらない韓国料理の定番です。すべての具材を入れてから上に少々乗せるとよいでしょう。浸かりすぎたものは酸っぱくなるので、豚キムチ炒めやキムチチャーハンなど、より加熱する料理のほうがよいかも。 |
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ご飯:冷えたごはんでもOKですが、レンジで温め直すか、湯通しをしておくとよりおいしくなります。 |
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鶏ガラスープの素:時短でおいしい料理がつくれる救世主的な存在です。常備しておいて損はなし。 |
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ごま油:風味付けで定番の調味料ですが、特にごま油があれば一気に韓国っぽさが増します。 |
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しょうゆ:味をととのえるため適量を垂らします。あまり入れすぎるとしょっぱくなります。 |
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塩、こしょう:味が物足りないときに少々入れます。こちらもあまり入れすぎないように。 |
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水:1人前であれば150ccから180ccくらいあればよいでしょう。 |
作り方(ざっくり5ステップ)
1️⃣具材を切る:にんじんは細切り、ねぎは5センチくらいで斜め薄切り。豚こまは食べやすくカットします。
2️⃣鍋で炒める:ごま油をひいて、豚肉・にんじん・ねぎを炒める。香りが立ったらOKです。
3️⃣スープを作る:炒めた具材に水を加え、鶏ガラスープの素を入れて煮立てます。塩・こしょう・しょうゆで味をととのえます。
4️⃣仕上げの具材を加える:キムチとわかめを加えで仕上げます。
5️⃣ごはんを加えて完成:どんぶりにごはんをよそい、熱々のスープをかけてできあがりです!
食べてみた感想は
完全に冷蔵庫の整理メニューだったのに、立派な一品に仕上がったという感じです。
キムチの酸味やごま油の香りも韓国料理の雰囲気を出すのに大きく貢献しています。
風邪気味のときや、ちょっと体が疲れているときにもぴったりで、胃にやさしく、しっかりお腹も満たされるのがクッパの最大の魅力といえるでしょう。












