ログハウスを格安で手に入れるには?セルフビルドから中古物件まで解説

ログハウス 別荘地・別荘選び

木の温もりに包まれるログハウスは、別荘としても根強い人気があります。しかし、主要な建材をフィンランドやカナダからの輸入に頼るケースが多く、昨今の急激な円安の影響で、国産の木造住宅よりも建築コストが高騰しがちです。

憧れのログハウス生活をできるだけ低予算で実現するために、コストを抑えてログハウスを入手するための具体的なアイデアをご紹介します。

ログキットを活用したセルフビルド

ログハウス最もコストを抑えられる方法は、材料一式がセットになった「ログキット」を購入し、自力で建てるセルフビルドという方法です。

ログキットとは、必要な建材が設計図通りにプレカットされた状態で梱包されたセットのことです。パズルのように順番に組み立てていけば、日曜大工の延長でログハウスを完成させることができます。ただし、安全のため複数人で組み立てるのが鉄則です。

実際にどのような建材が含まれているのかですが、次にフィンランドからの輸入ログキットの事例を示します。たしかにログハウスを建てるのに必要な建材一式となっています。

94×160mmラミネート材、ログパネル、柱、天井板、破風板、軒天、野地板、垂木、鼻隠し、床板、巾木、根太、内部ドア、外部ドア、トリムボード、内部階段、通しボルト、緊結ボルト、断熱材、ダボ、その他の部材
激安キットの落とし穴
安すぎるログキットには注意が必要です。プレカットの精度が低いと、ログ材同士が噛み合わず、施工が困難になります。また、日本は梅雨に代表される多湿な国ですので、粗悪な海外輸入品のなかには数年で腐食が進んでしまうようなものがあります。国内の気候に合わせた建具(窓・ドア)が含まれているかも確認しましょう。

ハーフビルドでプロの技とコスト削減を両立する

ログキットの組み立てをすべて自分で行うのが不安な場合や、定住が前提の規模の大きなログハウスを建てる場合は、ハーフビルドが現実的な選択肢です。

ハーフビルドというのは、自分でできる部分は自分で組み立てを進め、残りの一部の作業を大工さんなどプロに任せるという方法です。手間がかかるが

「安全に関わる部分」と、自分でできる「手間がかかる部分(人件費)」を分けるのがコツです。

たとえば、重機が必要な整地作業や基礎工事、高所作業で危険を伴う屋根葺きはプロに依頼し、安全と防水性能を確保します。一方、説明書どおりにできるものの、根気が必要で手間がかかる外壁の塗装や床板張り、デッキ作成などは自分で行うようにすれば、人件費の削減効果で数百万円単位のコストダウンが可能です。

中古ログハウスを探してリノベーションする

ログハウス専門店キット購入は日曜大工のような「建てる過程」にも楽しみを見出す人にとって最適な方法ですが、別荘に「住むこと」のほうを重視するなら、中古ログハウス物件の購入が最も安価でスピーディーな方法です。

一般の不動産サイトだけでなく、リゾート・別荘専門サイトもチェックしてみると、売り手が相続などの理由で早く手放したい優良物件が、驚くような格安価格で出ていることがあります。キッチン、浴室、薪ストーブといった高価な設備がそのまま使えるのは、中古ならではの大きなメリットです。

ログハウスの寿命はメンテナンス次第ですので、中古物件購入の際は、以下の点を現地で確認するとよいでしょう。

セトリング(沈み込み)の調整状況: ログ壁が沈み込んだ際、ボルトの増し締め等の適切な管理がされていたか。
腐食とシロアリ: 特に湿気が溜まりやすい土台やバルコニーの付け根などに腐食がないか。
再塗装の履歴: 定期的に再塗装されている物件は、木の状態が非常に良いことが多い。

メンテナンスを将来にわたって確実に行えるよう、身近な場所にあるログハウス専門店とコンタクトをとっておくことも望ましいといえます。

まとめ ~ライフスタイルに合った選択を

ログハウスを安く手に入れる方法は一つではありません。
小屋や趣味の部屋なら、ログキットを購入してセルフビルドを楽しむとよいでしょう。
本格的な居住用なら、セルフビルドの楽しさと安全性を両立させたハーフビルドが最適です。
安くすぐに住みたいなら、メンテナンス状態の良い中古ログハウス物件を購入する手段があります。
それぞれのメリットとリスクを理解した上で、自分にぴったりの「木の家」づくりをスタートさせましょう。