コストを抑えつつ自然を楽しむ「オフグリッド(非電化・非水道)」的な別荘ライフ

スズキハウス 別荘地・別荘選び

別荘を新築するに当たって、建物本体の価格は誰しも気にするところですが、見落としてはいけないのがインフラ工事費です。

今回は、インフラ整備にかかる高額なコストと、あえて「インフラを持たない」という自由な別荘スタイルの可能性について解説します。

建物本体以上にお金がかかるインフラ整備

キッチン別荘地の多くは人里離れた山間部にあるものですが、こうした場所では、都市部の住宅地では当たり前の電気・水道・下水道を確保するだけでも多額の費用が発生します。

たとえば、水道の引き込みですが、本管から距離がある場合には、道路の掘削や配管だけで100万〜200万円かかることも珍しくありません。

下水道がない地域では合併処理浄化槽の設置が必須となり、本体と設置工事で100万円前後のコストがかかります。

電気の引き込みについても、近くに電柱がない場合、自費で電柱を立てる必要があり、1本につき数十万円の負担が生じます。

年に数回しか利用しない別荘のために、初期費用だけで数百万円を投じて、さらに毎月の基本料金まで払い続けるのは、本当に合理的といえるのでしょうか?

あえてインフラを整備しないミニマム別荘ライフ

近年、キャンプ以上・住宅未満の心地よさを求める層に人気なのが、とりあえず寝泊まりするスペースだけを確保するスタイルです。

例えば、6畳程度のミニログハウスを建て、あえて上下水道や電気を契約せず、キッチンやトイレも固定設備として持たないようにすれば、相当な予算節約が見込まれます。

固定的なインフラを持たないとはいっても、便利なポータブル機器で代替し、建築コストを劇的に抑えながら快適な滞在をすることは十分に可能です。

別荘生活を豊かにするポータブル製品

電気や水道がなくても、最新のガジェットやサービスを活用すれば、キャンプ場のロッジのような快適な暮らしが実現します。

カセットコンロ カセットコンロ(キッチン設備の代わり)
高価なシステムキッチンやプロパンガスの契約は不要です。最新の多機能カセットコンロがあれば、室内外で本格的な調理が可能。燃料もコンビニで手に入り、災害時の備えにもなります。
ポータブル電源 ポータブル電源(電気の代わり)
大容量のポータブル電源があれば、照明、スマホの充電、さらには小型の炊飯器や電気毛布まで使用可能です。ソーラーパネルを併用すれば、滞在中に太陽光で充電する「自給自足」の生活も夢ではありません。
ポータブルトイレ ポータブルトイレ(下水道の代わり)
設置工事に100万円以上かける代わりに、高性能なポータブルトイレを活用しましょう。最近では、凝固剤で臭いを完全に封じ込めるタイプや、ラップ式の簡易トイレも進化しており、数日間の滞在なら衛生面でも全く問題ありません。
ウォーターサーバー ウォーターサーバー(水道の代わり)
水道管を引かなくても、12リットル程度のボトル型ウォーターサーバーや、市販の2リットルペットボトルを活用すれば、飲料水や料理用の水は十分に賄えます。洗い物は使い捨ての食器やウェットティッシュを活用することで、水の消費を極限まで抑えるのがコツです。
「オフグリッド別荘」を成功させるために

インフラを持たない「小屋」のような別荘を運用をする場合でも、その土地の排水規定の遵守や周辺環境への配慮は不可欠です。

特にトイレや生活排水をそのまま地面に流すことは環境汚染につながり、近隣トラブルの原因にもなります。ポータブル設備の汚物は適切に持ち帰るなど、ルールを守って自然を楽しみましょう。

まとめ ~賢い別荘作りは「引き算」から

「家にはインフラが必要」という常識を一度捨ててみると、別荘作りのハードルは一気に下がります。初期投資を抑えた分、より景色の良い土地を選んだり、趣味の道具に予算を回したりして、自分らしい二拠点生活を楽しんでください。